Quantcast
Channel: みんかぶマガジン »アデランス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2

相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

$
0
0

(7205)日野自動車

 四季報夏号によると、過去最高の出荷15.3万台(前期比19%増)見込む。タイ、インドネシアなど新興国けん引。国内は復興需要後押し。タイ洪水影響消え、トヨタ向け受注車も復調。原材料高こなし営業益続伸。今2013年3月期は前期に続いて2割以上の営業増益の見通し。
 チャートをみると2009年11月27日の252円を安値に下値ラインが①→②と上昇角度を大きくしています。②の上昇ラインの中で上値を481円(ザラ場では2011年1月12日の487円、7月26日の493円のダブル天井に近い形)をする直角三角形(A)の保ち合いとなり、この煮詰ったところで12月16の438円を安値に上放れとなり、今年の4月2日の612円まで上昇しました。ここから調整をなって下落するものの6月5日の481円で反発となり、7月5日には613円まで上昇し、ほぼダブル天井の形となって押し目を形成しています。
ここからの反発の仕方は2通り考えられます。6月5日の481円から7月5日の613円までの上昇幅の1/2押しが547円ですから、7月13日には542円まで下げて1/2押しとなっています。ここまでの押し目であれば2山形成後の押し浅は直近高値をぬくと一段高というパターンがありますので、7月5日の613円を突破すると一段高の可能性があります。しかし、さらに下げて2/3押しや全値押しとなると深押しとなって600円台は当面の天井となってしまいます。どちらになるかは円高が一服して日経平均が反発できるかにかかっています。

(8151)東陽テクニカ

 四季報夏号によると、情報通信測定機器の輸入専門商社。スマホ対応インフラ投資拡大が追い風で基地局向け測定器が需要急増。自動車向け堅調、海洋計測器も被災地需要膨らむ。利益回復。増配。今期(2012年9月期)経常利益は前期比39%の32.5億円が見込まれているが、上期時点ですでに26.4億円を達成している。PBR0.85倍で割安感強い。
 大きな下降トレンド(A)の中で、2011年3月15日に568円の安値をつけ、ここから9月9日の915円まで上昇しました。その後下降トレンド(A)の上値斜線にそった調整となって、11月25日の752円の安値をつけて反発し、下降トレンド(A)を上に抜けました。しかし、900円台が上値抵抗ゾーンとなっており、今年の3月16日の912円までしか上昇できず、反落となって6月4日の770円まで下落しました。 ここから反発となって、6月28日に844円で買転換が出現し、7月10日には903円まで上昇して、現在押し目を形成しています。
チャートの形をみると、この1年近くは770~900円台のボックス圏(B)を形成しており、7月10日の903円が目先の上限に到達したとすれば、次は下限に向かうことになります。日経平均の調整が長引けば買いチャンスがくることになります。

(8170)アデランス

 四季報夏号によると、新規顧客獲得を積極化。主力の女性向けで新商品主体に広告宣伝費を増やす。展示会や試着などの販売促進費も拡大。前上期の希望退職で人件費軽減でも営業減益。資産売却等の特損減あり復配も。
 2010年12月3日の1190円の高値から下降トレンド(A)を形成。この中で、2011年9月26日の605円で底打ちとなり、下降トレンド(A)を上に抜けて、上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2011年12月20日の1008円、2012年3月12日の1005円とダブル天井となって、上昇トレンド(B)を下に切り、4月13日の800円まで下落しました。ここからの反発で6月7日の990円まで戻したあともみあいとなり、7月18日に920円で売転換となっています。
 チャートの形からは、1008円を上に抜ければ損切り前提に、950~1000円の間でカラ売りしてもいいところですが、信用倍率が0.33倍となっていますので、大きく下げてのリバウンド狙いがリスクは少ないかもしれません。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2

Latest Images

Trending Articles





Latest Images